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Channel: - 魚 籠 ノ 蓋 -
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悪戯書き

このところ好んで登っている、木下沢林道からザリクボを通るルートの、ひっそりとした北斜面に育つ大木。逞しく、興味深い造形を見せる。だが彼は、人によって、悪戯で字を刻まれた樹皮を纏うことを宿命付けられてしまった。ルートの目印ではない。これが犬や猫のマーキングに劣る悪趣味な行為であることを、認識すべきではないのか。

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裏高尾の小下沢から富士見台へと、独り、登る。獣の気配の中、テープや赤ペンキを頼りに、ゴロゴロとした岩の転がる枯れかけた沢を登っていけば、多くの枝が直行方向に並べられ、更に奥の大岩には、赤いバッテンあり。誰がつけたのか、行き止まりの合図である。折角登って来たのにと呆然としながらも、落ち着きを取り戻せば、左に、急勾配の目立たない細道。手がかりの鎖が見える。この道が、山頂へと通じた。...

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・・・わたくしめが思うに、「俺なんか食っても全く美味くないぞ!」と叫んだところで、森の熊さんは、私を一口、二口と味わってみなければ、私が美味くないということを、判ってはくれないであろう。

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骨折り損。。。現況、以下、略。ご想像にお任せします。松葉杖での歩行というのは、想像以上に困難であるのだが、先ほどから、三つ足歩行(二本の松葉杖を含めた三本の足を、順番に出していく)を会得し、少し早く歩けるようになってきたようである。これから6週間、松葉杖とギブスのお世話であるのだが、もう少し軽い、カーボンあたりの杖を貸し出してはくれないのであろうか。

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墓地

単独の登山中、白い木肌の倒木に出くわすと、まるで仙人の墓場にでも迷い込んだのではないかという、一瞬の不思議な感覚を覚える。放置された白い物体を見かけて、哀れさとか、儚さを思い描き、そこが神聖な場所であるかのような錯覚を覚えるのは、白い色というものが、たぶん、骨を連想させるから、なのであろう。日本人は、骨に対する執着が非常に強い民族であると言われているが、白いものに対する時に、心の奥深いところで静かに...

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真剣な 子の眼差しに 気圧される (575)別館『羽化』共々、松葉杖での歩行と同じように、スロー更新です。ご容赦を。

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優先席利用権

当家の、憂鬱なるスパイダー嬢がクモノコを連れて帰省しているので、私はケンケンをしながら、独りの盆休みを過ごしている。我子が家の中を走ると「イライラするのよ」と感情に任せた電話をかけてくる下階からは、私がケンケンしてドスドス歩いてもクレームの電話をしてこないので、安堵している。今年の夏は、蝉の合唱も少ない。至って静かな夏である。6月の受傷以来、松葉杖での生活となってしまったが、私の腓骨も順調に回復して...

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グルグルの夏の終わり

ほんの少しだけトリミングしたが、実はコレ、3歳の娘の撮影。余白があって、ちゃんと時間が流れている。私のカメラで撮影することに味をしめ、家の中のあちこちを撮っているようなのだが、彼女の撮影した一連の画像を見ると、ちゃんとテーマを決めて撮っているようで、どうやら余白も工夫しながらのものらしい。「グルグルを撮ったの」と言いながら見せに来る。煙の流れに、何となく、季節の流れを感じてしまう。昨日の会合でマンシ...

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コントラスト

長女が生まれた時から訪れている木花咲耶姫を奉る小さな神社に、 二女の無事誕生のお礼参りに出向いたのだが、放火に遭ったのか消失してしまっていた。 雪のちらつく中、黒塊となった祠とのコントラスト。 義祖母が他界してから、随分と訪れていなかった南部町なのだが、 里帰りしている妻子に会いに、久しぶりに訪れた次第である。 明らかなオーバーワークの日常からの脱出でもある。...

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こだま

最終更新が、2011年。 随分と時間が経ってしまった。 ブログの使い方を忘れてしまったようだ。 お元気ですか。 そうキーを叩いてみれば、 鼓膜の奥の方で、 お元気ですか?と、誰かが言っている。 ごめんね。 誰もいない空間に呟いてみれば、 ごめんね、と、また耳の奥で返ってくる。 この部屋の、今日という日の静寂は、 たぶん、4年前の時々のそれと何も変わらないのだけど。 何か変わったとしたら、...

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